Webデザイナー外注の注意点!失敗を防ぐ事前準備と社内体制・進め方
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Webデザイナー外注の注意点!失敗を防ぐ事前準備と社内体制・進め方

Webデザイナーへの外注は、社内に専門人材がいない場合でも、高品質な制作物を短期間で得られる有効な手段です。しかし、準備不足のまま進めてしまうと、認識のズレによる修正増加や納期の遅延、予算オーバーなど、さまざまなトラブルが発生しやすくなります。

外注を成功させるためには、外注先の選び方だけでなく、依頼前の社内準備や依頼内容の伝え方、納品後の運用体制まで一連のプロセスを適切に整えることが欠かせません。

この記事では、Webデザイナー外注で失敗しないための注意点を、事前準備から外注先選定、依頼時のポイント、納品後の運用まで段階ごとにわかりやすく解説します。

目次

Webデザイナーに外注する前の社内準備の注意点

Webデザイナーへの外注は、社内での準備状況によって成果の質が大きく変わります。外注を成功させるためには、社内で目的・要件・体制を明確にしておき、デザイナーが判断しやすい環境を整えましょう。ここでは、外注前に必ず確認しておく基本的な準備ポイントを解説します。

制作の目的・ターゲット・ゴールを明確にする

外注前に最も重要なのは、制作の目的・ターゲット・最終的に達成したいゴールを明確にすることです。たとえば、認知向上が目的なのか、問い合わせ増加を狙うのかによって、デザイン要件や必要なページ構成が大きく変わります。

社内で曖昧な状態のまま依頼すると、外注先の判断に幅が出てしまい、意図と異なるデザインができあがりやすくなります。まずは関係者間で目的を統一し、成果指標まで定義したうえで外注に進むことが望ましいです。

仕様書・構成案・参考デザインを事前に集める

Webデザイナーに依頼する際、最初の情報量が成果物の精度を大きく左右します。ページごとの機能要件や必要なコンテンツ、デザインの方向性などは、可能な限り事前に整理しておきましょう

また、参考にしたい競合サイトやデザインテイストの例を提示すると、初期のすり合わせがスムーズになります。準備不足だと修正回数の増加につながるため、最低限の仕様書・構成案・参考資料は社内で揃えてから依頼しましょう。

相場と必要な費用を理解した上で予算を決める

外注費用は、Webデザイナーのスキル・制作範囲・納期・デザイン難易度によって大きく変動します。事前に相場感を把握せずに予算だけ決めてしまうと、希望する制作が実現できないケースがあります。

ページ単価・バナー単価・ディレクション費・修正対応の範囲など、必要となる費用項目を把握し、自社が求める品質と金額のバランスを予測しておくことが大切です。

あわせて、意外な追加費用が発生しやすい点にも注意が必要です。たとえば、写真加工や図版作成、構成の大幅変更、想定以上の修正回数などは追加料金の対象になりやすい項目です。事前に想定される費用項目をリスト化し、外注先に確認しておくことで、予算超過のリスクを大きく減らせます。

また、安価な依頼に偏りすぎると品質が安定しないほか、納期遅延やサポート不足につながる可能性もあるため、費用と品質のバランスを重視した判断が求められます。

社内の決裁フロー・窓口担当を明確にする

Webデザイナーへの外注では、社内の確認・承認がどの段階で必要なのか、誰が最終決裁者なのかが曖昧だと、修正や承認に時間がかかり、納期遅延につながります。

また、外注先とのやり取りを行う窓口担当者を明確にしましょう。複数人がバラバラに指示を出すと、要件が矛盾し、デザイナー側に負担がかかり品質にも影響します。担当者を一本化し、社内の確認プロセスを整理したうえで外注を進めると、トラブルを未然に防げます。

Webデザイナーの外注先を決める時の注意点

外注を成功させるためには、適切な外注先を選ぶことが欠かせません。制作会社・フリーランス・クラウドソーシングなど選択肢は多く、それぞれ得意領域や体制に違いがあります。依頼後のトラブルや品質のばらつきを防ぐためにも、外注先の特徴や評価ポイントを把握したうえで選定しましょう。

制作会社・フリーランス・クラウドソーシングの違いを理解する

外注先の形態によって、提供できるサービス範囲や品質管理の仕組みが異なります。

制作会社は、ディレクション・デザイン・コーディングまで一貫して対応でき、品質や納期の安定性が高いことが魅力です。複数人での体制があるため、企業サイトや大規模案件と相性が良好です。

フリーランスは、対応の柔軟さと費用感のバランスが良く、デザイナーと直接コミュニケーションが取れる点が強みです。一方で、個人のスキル差や稼働状況によって対応範囲が変わります。

クラウドソーシングは、募集すれば多くのデザイナーから提案を得られ、自社にあったデザインを選べます。しかし、応募者のスキル・品質は様々であるため、選定と管理に時間を要するケースも多いでしょう。

これらの違いを理解したうえで、自社の案件規模や品質要件に合った外注形態を選びましょう。

募集文・依頼文で丸投げ感を出さない

「いい感じにデザインをお願いします」「とりあえず形にしてください」など、抽象的な依頼文だと、デザイナーは要件を正確に把握できず、質の高い提案を行えません。

制作目的・想定ページ数・必要な成果物など、最低限の情報は依頼文に含めましょう。丸投げ感のある依頼は、経験豊富なデザイナーほど敬遠しやすく、結果的に選択肢を狭めてしまうため注意です。

特に、初めて依頼するWebデザイナーには、できるだけ多くの背景情報を共有し、判断材料を提供することが良い結果につながります。

自社の業界・目的と相性の良いデザインテイストかを確認する

デザイナーごとに得意ジャンルや業界が異なります。ポートフォリオや過去制作実績を確認し、自社の業界やサイトの目的に近い実績があるかをチェックしましょう。

BtoB・医療系・採用サイト・ECなどは特有のデザイン傾向があるため、目的に適したテイストを持つデザイナーを選ぶと初期のミスマッチを大幅に防げます

また、同じ業界でも訴求したいポイントが異なると、適したデザインテイストも変わります。たとえば、採用サイトでは働く人の雰囲気が伝わる写真や柔らかい印象のデザインが好まれやすい一方、BtoB企業のコーポレートサイトでは信頼感や堅実さを意識したデザインが求められます。

このような目的に応じた表現が得意かどうかは、ポートフォリオを見ながらチェックしましょう。

担当者が変わらないか・最後まで責任を持つ体制かをチェックする

制作途中で担当者が変わると、これまでの経緯や意図が十分に引き継がれず、認識のズレが起こりやすくなります。契約前に、制作開始から納品まで一貫して担当してもらえるか、責任者が明確かを確認しておきましょう

特に制作会社の場合、窓口と実作業担当が異なるケースもあるため、コミュニケーション体制まで含めて事前に把握しておきましょう。

Webデザイナーへの外注依頼内容を伝える際の注意点

外注先を決めた後は、依頼内容をいかに正確に伝えるかが制作の進行スピードと品質を左右します。情報不足や曖昧な指示は、初期提案のズレや修正回数の増加につながります。必要な情報を整理し、デザイナーが迷わず作業できる状態を整えましょう。

ブリーフィングシートを用意して共有する

制作の前提条件をまとめたブリーフィングシートを用意すると、双方の認識を揃えやすくなります。主な項目は、以下のような内容です。

  • 制作目的・ターゲット
  • ページ構成・必要機能
  • 参考デザイン・避けたい表現
  • 成果物の形式・納期
  • 修正回数や対応範囲

口頭説明だけで進めると情報が漏れたり、担当者同士の解釈が異なったりすることがあります。書面化して共有することで、初期の認識ズレを大幅に防げます。

おまかせではなく任せる範囲を明確にして伝える

「デザインはおまかせで」と伝えると、一見スムーズに感じますが、実際は方向性のズレが起こりやすくなります。デザイナーは仕様の前提が読めないため、期待していたものと異なる成果物が出るケースが増えます

任せたいのは色・レイアウトの提案なのか、構成から丸ごと依頼なのかなど、どこまでがデザイナーの判断範囲なのかを明確にして伝えましょう。任せる範囲が整理されているほど、提案の質も高くなります。

テキスト原稿・素材の準備タイミングに注意する

デザイン制作は、原稿や写真素材の有無によって進行スケジュールが大きく変わります。特にコーポレートサイトやLPでは、文章量や素材の種類がレイアウトに直結するため、素材の遅れはそのままデザイン遅延につながります。

外注前に、原稿は誰が作成するのか、素材はいつ提供できるのかを社内で決めておき、デザイナーにあらかじめ共有しておくことが大切です。素材提供の遅れによるスケジュール調整は、追加費用発生の原因にもなるため注意しましょう。

Webデザイナーへの外注納品〜運用段階での注意点

納品後の運用段階では、制作時とは異なる種類のコミュニケーションが求められます。軽微な修正や追加作業が発生しやすいため、連絡の取り方やフィードバックの出し方が整理されていないと、対応に遅れが出たり、作業コストが増えたりする原因になります。

ここでは、運用フェーズを滞りなく進めるための基本的なポイントを解説します。

連絡手段・返信スピードのルールを最初に決めておく

制作が一段落しても、追加対応や微修正が必要になることは少なくありません。その際、連絡手段や返信スピードの基準が曖昧だと対応遅れや認識違いが発生しやすくなります

チャットツール・メール・プロジェクト管理ツールなど、どの手段をメインで利用するか、また、即日返信が必要なのか、翌営業日で問題ないのかといった基準を事前に決めておくことで、運用段階のストレスや手戻りを減らせます。

フィードバックは主観・感想だけでなく理由・目的もセットで伝える

運用フェーズでは細かな調整を行う機会が増えますが、フィードバックを「なんとなく合わない」「もっと良くしてほしい」といった感想で伝えると、デザイナーが判断しづらく手戻りにつながります。

「ターゲットに対して情報が伝わりにくい」「業界の基準に合わせたい」など、目的や理由を添えることで、デザイナーは改善方向を正確に読み取りやすくなります。結果的に、修正回数の削減と品質向上につながります。

社内で意見をまとめてからフィードバックする

複数の社内関係者が関与する場合、それぞれの意見を個別にデザイナーへ送ると、矛盾が生まれたり、対応方針が定まらなくなったりします。

フィードバックは社内で一度整理し、意見の優先順位を決めたうえでまとめて伝えましょう。窓口担当者を通して一元化することで、作業がスムーズになり、デザインの方向性も安定します。

意見をまとめる際は、必ず反映する内容(MUST)・できれば反映したい内容(SHOULD)・提案ベースで検討する内容(WANT)のように優先順位を付けると、デザイナー側も対応範囲を判断しやすくなります。優先順位が曖昧なままだと、修正作業が長引きやすく、全体スケジュールにも影響が出るため注意が必要です。

Webデザイナーへの外注納品後の運用を見据えた注意点

制作物は納品されて終わりではなく、その後の運用・更新まで含めて効果を発揮します。納品データの管理方法や将来的な改修計画を整理しておかないと、必要なタイミングで対応できず、サイトの価値が下がる可能性があります

継続的に運用する前提で、社内体制と外注Webデザイナーとの関係性を整えておきましょう。

納品データの保管場所・管理担当を決めておく

納品時にはデザインデータ・画像・フォント・制作物一式が共有されますが、これらが社内で管理されていないと、後から必要になった際に探す手間がかかったり、最悪の場合再取得が必要になったりします

社内の共有ストレージやプロジェクト管理ツールなど、どこに保管するのか、誰が管理を担当するのかを明確にしておきましょう。命名ルールやフォルダ構造も統一しておくと、長期的な運用がスムーズになります。

将来の改修や追加制作を見越しておく

Webサイトは公開後に改善を重ねていくため、改修や追加ページ制作が発生するのが一般的です。納品段階でWebデザイナーに、今後の追加対応の有無・依頼可能な範囲・改修の際に必要なデータを確認しておくと、運用時の対応がスムーズになります。

また、使用しているフォントや画像素材にライセンス制限がある場合、追加制作で問題が発生することもあるため、権利関係も確認しておきましょう。

長期的な関係性構築を意識する

運用フェーズに入ると、ちょっとした修正や相談が発生することが多くなります。そのため、納品後も継続的に対応できるデザイナーと良好な関係を築くことが大切です。

やり取りのルールを守る、フィードバックを整理して伝えるなど、双方がストレスなく仕事を進められる状態をつくることで、長期的に高品質な制作・改修を依頼しやすくなります。信頼関係があると、緊急対応や追加制作の際にも優先度を上げてもらえるメリットがあります。

Webデザイナー外注の注意点を押さえて満足度の高い制作を実現

Webデザイナーへの外注は、社内での準備・外注先の選定・依頼内容の伝え方・納品後の運用体制という4つの段階で注意点が大きく異なります。

どのフェーズでも共通して重要なのは、情報の整理・コミュニケーションルールの明確化・目的とゴールの共有です。これらを徹底しておくことで、デザイナーの判断がしやすくなり、制作の質や進行のスピードが大きく向上します。

また、外注は単発で終えるものではなく、運用・追加制作まで続くケースが多いため、長期的に協力しやすいパートナーを選ぶことも成果に直結します。納品後の体制まで見据えて準備しておくことで、継続的な改善やサイト運用の効率が高まり、ビジネスへの貢献度も最大化できます。

外注の各ステップで押さえるべきポイントを理解し、適切な体制を整えることで、満足度の高い制作とスムーズな運用を実現できるでしょう。

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